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設計実務者のための一級建築士試験学科攻略法
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一級建築士の学科試験に関しては、5回程受けた結果、いくつか分かった事がある。
学科の勉強法は人それぞれであるし、テキスト中心、問題集中心、過去問中心、と中心にしてる勉強も人それぞれだが、「試験の本質」とは何か、が最も大切だという事は意外と忘れられてるような気がする。須らく試験とは出題者の意図とそれに対する回答者の能力を問うものである。一級建築士試験においては、「一級建築士として必要な技能を携えた人間かどうか」を選別する事に試験としての本質がある。
そのような観点から考えると、結局は地道に総合的な実力をつけていく事が、試験合格への道という事になる。もちろん、試験である以上、試験のための専用の対策、というのは必要だ。例えば、試験でしか出ないような分野(通常、知る必要のない分野)に関する問題であったり、試験でしか出ない単語の記憶であったり。
しかし、そうした分野や単語も噛み砕いて理解していくと、実務の設計と結びつけて理解する事が可能なものが多い。しかも、そうして結びつける作業を通すことで、記憶をより定着させる事が可能になる。
試験用語、的なものに出会ったら、必ず実務上使われている用語との比較をしてみる事だ。例えば、施工分野だが、地盤改良の方法として「サンドドレーン工法」という用語が試験の参考書には良く出てくる。しかし、日本で最も多く使われているのは「サンドコンパクションパイル工法」で、この工法は多くの試験参考書には載ってなかったりする。また、サンドコンパクションパイル工法とサンドドレーン工法は大きく異なる工法だが、サンドコンパクションパイル工法と近い工法としてバイブロフローテーション工法があるが、後者の方が試験では一般的だが、実務では逆に前者の方が一般的だったりする。こうした事も、実務用語との比較や、実際に使われている頻度を調べる事などを通し、用語の丸暗記ではなくきちんとした理解があれば、いかなる問題でも対処できるようになる。

また、理解を優先させる事で良い事は、試験に合格する事だけではない。座学で勉強した事がきちんと理解していれば、それを実務に生かす、という事も可能になる。試験対策に使う時間は誰にとっても少なくは無いはずで、その時間を取得後も生かせるものにするのは大事だと思う。

記憶より理解を優先させる。そういった意味では裏技的なものはないとも言えるが、勉強のコツはいろいろある。先に挙げた実務に引き付けて理解する、というのも一種のコツと言えるが、それ以外で最もオススメなのは、重複している分野を重点的に勉強する事だ。
例えば「コンクリート構造」を全体的に勉強すれば、施工と構造の両方で点数アップが望める。また、施工上の数値的な諸規定は法規に根拠があったりするので、法規もあわせて勉強する事でこちらの理解度も深まる。構造的に解析されるコンクリートの諸性能を最大に引き出すための施工法、及びそれを規定する法規、とは・・というように全体を理解する事が肝要だ。それぞれをばらばらに勉強すると分野でぶつ切りにされてしまうので、理解するという点からはナンセンスである。
このように、施工と構造は当然として、構造と法規、施工と法規もクロスしている問題が例年数多く出ている。
構造-法規で言えば、特に、昨今の基準法の改正で、構造計算のルートとそれに纏わる適合性判定の適用有無などは必ず押さえなければならないが、これをしっかり勉強することで、構造と法規の両方の勉強になる。
この考え方で言うと、単独で勉強する必要があるのは計画だ。計画は一部法規上の規制寸法を問う問題等もあり、法規とクロスしている部分もあるが、純粋に計画的な判断で決められた寸法等、多くが単独での学習を強いられる難しい分野である、と言える。

また、計画は難易度の極端な操作が可能な科目で、勉強した程点が伸びない、勉強しなくても高得点、といった事態が容易に起こりうるため、その意味でも勉強の甲斐がない科目である。

設備・構造・施工・法規を確実に理解する事で点数を稼ぎ、計画の勉強はほどほどに、設計者としての勘も頼りながら勝負していく、そんな形で合格を目指す、のが良い。
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2010/05/06(Thu) | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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